当社は、食物テクスチャー計測装置や顎運動訓練ロボット、口腔ケア実習ロボットなど、非産業用の各種ロボットを中心に既存の装置では実現できなかったソリューションの開発とメカトロ機器の設計製作に注力してきました。
この度、日本医科大学特許(特許第5062590)を基に開発した模擬咀嚼装置は、人間の被験者の代わりに、食物の繰り返し咀嚼をシュミレートし、再現性のある咀嚼試験や評価を実現します。
香気成分分析前処理として、香気成分捕集のため、咀嚼で発生する香気成分放散を再現します。当装置から抽出した香気を別途、香気成分分析システムで分析することで、咀嚼中の様々なデータがとれます。※香気成分分析システムの開発には、当社は関与していません。
- 食物の咀嚼試験・評価
被験者に依らない再現性のある咀嚼評価 - 香気成分分析前処理
咀嚼で発生する香気成分放散を再現
模擬咀嚼装置基本性能(例)
咀嚼力:3~500[N]
咀嚼速度:0.1~2[回/s]
- 垂直軸回転によるすり潰し
- 目的に合わせた上下顎形状
咀嚼試験オプション
- 6軸力 リアルタイム測定
- 人工唾液滴下
香気成分分析前処理オプション
- GC-MS分析前処理
- 恒温装置による温度管理
実際に動いているところは動画でご覧ください。
中小企業の優れた技術・製品が集結する「オンライン彩の国ビジネスアリーナ」にこの製品で出展。以下はその際のPR動画。